#27 思い出の場所をたどる バックパッカーブログ

昨晩はマレーシアで初めてのチャイナタウンの活気に触れ自分まで楽しくなっていた。

少しずつ、過去の記憶を頼りに少しの間思い出の地を巡ってみようと計画する。

 

マレーシアのゲストハウス内は比較的静かだったので、起きた時には昼前になっていた。

Suzie’sゲストハウスは朝食サービスが無料だったけど、タイムオーバーで食べれなかった。

それでもKLは物価も安いので3食しっかり外食しても財布に優しいので問題はない。

唯一、金銭面での問題とすれば「酒」と「タバコ」だろう。

マレーシアは大半が「イスラム教徒」ゆえ、嗜好品は高くなっているのだ。自ら進んで酒は飲まないんだが、毎日タバコは1箱程度吸う。

銘柄によって違いはあるが、1箱およそ17RM前後(510円)と日本よりも高いのだ。

考え方によってはタバコ1箱で2食分と分かるともったいない気もするが自分には禁煙する気がないので必要経費と割り切るしかない。

 

まずはブランチをするために昨日閉まっていた「セントラルマーケット」を目指して出かけた。

やっぱりこの建物を見るとなつかしさがこみ上げてくる。この建物の前でダイアナとリディアと3人で写真を撮ったのはいい思い出だ。

そして当時と同じように隣のプレハブの「ドリアン専門店」もしっかり健在していた。

マレーシアをはじめ、東南アジアではドリアンは大人気の果物である。

しかし、その匂いは独特かつ強烈で病院や空港、大きなショッピングモールでは持ち込み禁止の表示が大きく掲示されているくらいだ。

今まで自分はたいていの国の料理は食べてきた。あまりここで書くのは気が引けるが「犬」の丸焼きを食べたこともある。

そんな自分でも食べれなかったのは「ドリアン」と「臭豆腐」だ。どうやら臭い食べ物が苦手みたい。

 

ドリアンには目もくれず、マーケットの中に入る。

以前来たときは1時間程度しか滞在しなかったが、足取りをたどるように思い出してみる。

ぼんやり覚えている店舗や、しっかりと記憶に残っている店舗などを懐かしく思いながら2階のフードコートを目指す。

このフードコートもマレー、中華、ジャンクと多彩な国籍料理を食べることが可能だ。

昨日のインドネシア人が買っていた蒸し鶏のご飯が気になっていたので、同じようなメニューを探す。

すると全く同じ見た目のメニューを発見。それはご飯、蒸し鶏、シイタケ、ニンジンが1プレートに乗せられたものだった。

メニューを見てみるとシイタケが「mushroom(マッシュルーム)」と書かれていた。

もしかしたらキノコ類は全てマッシュルームなのか?と思いながらも1つずつ英語の勉強もすることができる。

これは1人旅ならではの体験だろう。日本語で質問する相手がいないので頭をフル回転しながら英語を吸収することができる。

この1プレートで7RMとこれまた良心価格。

肝心の味はというと、少し味付けが薄いが醤油ベースのあっさりした味付けだった。

別皿に乗せられているチリソースを試しに少しだけかけてみたが、驚くほどの激辛だった。辛いのがもともと苦手なのもあり、後悔しながらも食べ続ければ慣れてくるだろうと思い今回は我慢しながら食べきった。

 

このフードコートには恐らくローカル客も多いみたいで、女性は「ムスリマ」と呼ばれる布で頭を隠している。

これはリディア情報なのだが、イスラム教徒の女性は髪をムスリマで隠すのでその代わりに化粧で美を最大限に表現するのだという。

実際にしっかりと化粧をしている人が多いし、マレーシア女性のカラコン率は異常に高い気がする。

以前は知識もなかったのでイスラム教徒と言うと少し怖いイメージがあったが、今では普通に接することができる。

こういう外国の文化は受け入れる必要はなくても、そのお互いの存在をしっかりと認識し合うことが大事なんだと実感している。

「人類みな兄弟」とはよく言ったもので、みんな基本は人類であり違いはないのだ。

自分は否定して広がる世界より、肯定して広がる世界を大事にしたい。

そのためにも今回のバックパッカーという選択肢は正解のように思えた。まだ、この旅は始まったばかりだ。これから先のさらに多くの出会いや経験を肯定していきたい。

少し話しがそれたが、海外の1人旅では一人で考える時間もたくさんあるのでいろいろなことを考えることができるから好きだ。

 

お腹を満たせた後は、またセントラルマーケット内を巡り店員さんと会話を楽むことにした。

しかし、ここはそんなに大きな場所ではないのであっという間に全ての店舗を見終わってしまった。

そこで次なる目的地は交通機関を確認するべくマーケットを後にした。

KLには複数の会社が運営するモノレール路線がたくさんあり、多くの旅行客も利用している。

一番近い駅が「Pasar Seni(パサ―・セニ)」駅だったので徒歩で向かう。その駅にはバスターミナルも隣接されていて多くの人がいた。

バスターミナル内には水の出ない噴水のような場所があり、その周りに沢山の人が休憩したりそこでご飯を食べている。

時間に余裕があるので、モノレールに乗らずそこで人間観察を行うことにした。

何人かはホームレスと思われる人が地べたに座って寝ていたり、地図を開いて行先を考えている旅行客など様々だ。

多国籍ゆえに誰が地元で誰が旅行客なのか判断するのがとても難しい。

ということは荷物を背負っていない自分も他人からみると地元と思われているのかもしれない。

 

あらためて感じるが、マレーシアは本当に表現しにくいくらい不思議な国だ。