#25 パズルのように思い出を貼り合わす バックパッカーブログ

ようやく到着したマレーシアのクアラルンプール。空港バスのスタッフに提案されるまま「チャイナタウン」へ目指したのだが周りには何もない。

しかし、少しずつ見たことのある景色が見えてきて当時の思い出がこみ上げてくる。

 

話しを少し過去に戻そう。

自分がマレーシアに旅行へ来たのは2015年の夏だった。

ベトナム旅行に行ったときに知り合ったベトナム人に紹介された友達がここマレーシアに住んでいたのだ。

せっかく知り合ったのだから遊びに行こうということで即座にチケットを手配して1週間ほど旅行に出かけたのだ。

友達の名前は「ダイアナ」。マレー系でイスラム教徒だったが、彼女だけ服装は普通だった。

彼女の家族は両親と3人姉妹の5人家族でダイアナは末っ子である。

長女はすでに結婚して家を出ているが次女「リディア」とダイアナは両親と暮らしている。

当時は数日間だけ一緒に過ごしてあとは一人旅をしようと思っていたら1週間ずっと行動する計画を立ててくれて結果的に一人で出かけることがなかったのだ。

どこへ行くにも車に乗せてもらっていたのであまり地理を覚えぬままの帰国をしてしまっていた。

 

今回のバックパッカーではダイアナ一家には秘密にしていたのだ。

サプライズの意味もあったが、事前に情報を教えてしまうと前回同様にずっとダイアナと過ごす可能性があったのでマレーシア入りするまでは秘密にしていた。

ビザなしで最大90日間滞在できるのでいつでも連絡はできると思ったのでまずは一人でクアラルンプール(KL)の街を探索することにしたのだ。

とりあえず、チャイナタウンを目指して公園から歩き出す。

どこへ行くにも車で移動していた過去とは違って歩きだと景色が違い、どこを歩いているのか分からない。

唯一のヒントは公園で教えてもらったアバウトな場所のみを頼りにひらすら歩く。

そうしていると目の前にまた、見たことのあるような建物が現れてきた。

「セントラルマーケット」

当時、ダイアナに連れて行ってもらった場所だったのだ。

もちろん時刻は7時なのでまだ閉まっているが当時の思い出を思い出しながら入口で一服。

まさしく「思い出のピース」が1つ1つはまっていくように感じていた。

開店まで待つわけにもいかないのでしばし思い出に浸った後、再度歩き出す。

ほどなくして急にあちこちにゲストハウスが現れてきた。どこのゲストハウスも同じだが、フィリピンのセブ島のように入口が電子ロックされている。

入口をよくみると、解除用のスイッチと呼び鈴がついているのでとりあえず呼び鈴を鳴らしてみる。

しばらくしても反応がない。仕方なく次のゲストハウスにチャレンジするも同じ反応だ。

さすがに早すぎてスタッフは寝ているのか?

そう思いながら数軒ほど同じことを繰り返して、ようやく1つのドアが開いた。

くしくもこのゲストハウス「Suzie’s」はダイアナ3姉妹の長女の名前と一緒だった。

変な運命を感じながらも入っていく。

自:「予約をしてないんだけど、今晩宿泊できますか?」

ス:「ドミトリー部屋なら空いてるけど、何日泊まりたい?」

自:「3泊したいんだけど、合計いくら?」

ス:「1泊26RMだけど、3泊なら23RMに割引してあげるよ。だけどまだゲストが寝ているから部屋には入れないけどいいかい?」

部屋さえ確保できれば安心だ。とりえずチェックインだけ済ませてチャイナタウンの場所を聞く。

自:「ところで、今からチャイナタウンに行ってみたいんだけど場所はどこ?」

ス:「冗談だろ?チャイナタウンは目の前だよ。でも昼過ぎにならないと店はほとんどないよ」

自:「目の前って普通の道路じゃない?」

ス:「その先を2分ほど歩いた先がチャイナタウンだよ」

そんな近くで気付かないなんて不思議に思いつつも、まずは自分の目で確認しに行くことにする。

スタッフに言われた通り、道を進んでいくとアーケード街が突如現れてきてそのアーケードの入口の門には中国語が書かれている。

中国語は以前勉強していたが、何が書かれているかは分からなかったが確かにここが「チャイナタウン」だ。

マップの目印の道から北へ250mまでの道がアーケード商店街になっており、両サイドには店やゲストハウスが立ち並び、昼過ぎからは道に露店が立ち並ぶ。

朝早いのもあり、チャイナタウンには多くの人がいなかったが確かに周りは旅行客らしき外国人達がいた。

 

ひと通りチャイナタウンの全貌を把握しつつも、腹ごしらえのためローカル店を探す。

チャイナタウンだけあって中華の店が大半だった。ここマレーシアは世界有数の多国籍国家でありマレー系、中華系、インド系とそれぞれのミックス文化が混在している。

アジア顔の客が多い店を選んで入ってみる。そこは麺類中心の店だった。

味の確認も含めてラーメンだけを注文してみると、注文から数分ですぐ出来上がった。

透明なスープだが、味はしっかりしている。日本人が好みそうな味付けで美味しかった。

ラーメン1杯で3RM(90円)と激安だ。バックパッカーにとっては安くて美味しい料理は非常に助かる。

日本は非常に清潔でどこの店でも安心して食事をすることができるが、そんな日本人からすると少し抵抗感がある人がいる。

しかし自分はいつも現地人が食べれるものなら誰が食べても大丈夫。という考えがあるのでどんな店でもチャレンジしている。

もちろんそこは海外なのでご飯に髪の毛が入っていることが何度かあったが、そこは取り除けばいいだけの話しだ。

海外へ行くといつも自分が強くなった気になり、どんな環境下でも生きていけそうな気になる。

もちろんこのマレーシアでも様々な文化や食事、交流を楽しんでいこうと決心した。

 

その前にはまずはひと休みだ。

露店が始まるまでの間、ゲストハウスに戻って休むことにした。